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Posted by naturum at

2007年09月28日

10穴のハーモニカ

最初にお断りしておくが、ろんがあはハーモニカが苦手である。



キャンプで楽しめる楽器ということで、
笛系の楽器を三回にわたってご紹介してきた。

しかし、
もっと「キャンプにはこれだね」っていうイメージピッタリの楽器が実はある。

それが、ハーモニカ。


キャンプサイトの夕べ。
静かに友と語り、酒を酌み交わす。
やがて気分のいい酔いに心もぬくもってきた頃、
焚き火の揺れる炎を眺めながら、思い出の懐かしいメロディーをひと節‥‥
「まいぼーにぃ、らいずおーば〜、じ・おーしゃんん〜‥‥」

なんて、ひとむかし前の西部劇のワンシーンのようなシチュエーションには、
なんといってもハーモニカだろう。

それも、いわゆる「ブルースハープ」またの呼び名を「テン・ホールズ」。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 17:09Comments(9)音楽

2007年09月19日

パ行で歌え!オカリナ

キャンプで楽器を楽しもう---の第三弾。



すでに紹介したケーナや篠笛は、
「音が響く」ということが快感ではあるのだが、
周囲には騒音となって迷惑になりかねないというデメリットもある。

しかし、それ以前の問題として、
音を出せるようになるまである程度のガマンが必要である。
いい音を奏でるためには、適切な練習法でそれなりの時間の積み重ねが必要だ。

理想的な音色を作っていくという作業は、楽器演奏の醍醐味の一つでもあるので、
楽器好きな人はそんなガマンも苦にならないし、むしろ楽しいと感じるだろうが、
楽器初心者の人にとっては、ちょっと敷居が高すぎるかもしれない。

そんな楽器初心者の方に、おすすめの楽器がある。
「オカリナ」である。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 22:09Comments(4)音楽

2007年09月05日

1キロ先まで響く横笛

ろんがあは笛が好きである。



サックスは管体が真鍮製なので金管楽器と間違われることが多いが、実は木管楽器。
マウスピースにセットした葦のリードが発音体になっているので
みかけは金管でも木管楽器なのだ。
一番近い仲間はクラリネットで、その次がダブルリードのオーボエやファゴット。
(東儀秀樹で知られるようになった雅楽のダブルリード「篳篥(ひちりき)」も
遠い親戚のようなものだ。ろんがあもいつか吹いてみたいなあ)

これらは大きいくくりでいえば縦笛といえないこともない、とろんがあは思っている。


縦といえば横。

横笛のいちばん進化した形といえるのがフルートだろう。
ゴチャゴチャとたくさんキーやレバーがついて、
chromatic(半音階)な演奏ができるようになっている。
フルートも洋白(銅合金)、銀、金などの金属製であるが木管楽器の仲間。
こちらは祖先のバロックフルートなどが木製だから納得できる。

横笛族も仲間が多い。
ピッコロはフルートの妹のようなものだが、中国の笛子や雅楽の龍笛など、
世界各地にお母さんやお祖母さんのような親戚も多い。

日本では、お囃子などで使う篠笛がお馴染み。
実はこの篠笛が、アウトドアで楽しむ楽器としては最右翼ではないかと
ろんがあは思っている。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 15:44Comments(6)音楽

2007年08月28日

伊豆大島にケーナは響く

ろんがあは吹く楽器が好きである。



いちばん好きなのはソプラノサックスで、かれこれ10年以上前から吹き始めた。
いかんせん独学なのと、週末にしか音出しができないので、
いまだ初級者の域を脱せないでいるが。

少し前に映画「スイングガールズ」がヒットして、
世のお父さん方の一部で管楽器ブームが起こっていた。
このときは「オオ!貴方も始めましたか、がんばんなさいね!!」と、
ちょっと先輩面をして好ましく眺めていたものだ。

しかし、当時勇気ある一歩を踏み出し、楽器屋さんで初めてサックスを手にした方も、
今では押し入れの肥やしにしてしまっているという人が少なくないだろう。

というのも、サックスなどの吹奏楽器は音がでかいので、
住宅地の小さな一戸建(ウチのような)では夜になって音出しするなんてもってのほか。
吹けるとしたら休日の昼間、ご近所になるべく音が漏れないように。
情熱のある人は練習場所を求めてカラオケボックス通い‥‥という感じなので
思うように練習できず、練習できないと上達できず、
いつか押し入れに入りっぱなしになりがちなのだ。


しかし、休日に屋外で思い切り音を出すのは気持ちいい。
遠くまで響いた自分の音が跳ね返ってきて、こだまするのはなかなかの快感だ。
これを大自然の中、キャンプでも楽しめたら‥‥というのは貸し切り状態のキャンプ場でない限り難しいだろうなあ。

そこでろんがあは考えた。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 21:28Comments(10)音楽

2007年08月24日

エビちゃんの結び方

前記事の「エビ結び」の結び方。



kimatsuさんよりリクエストがありましたので、
解説してみます。

ロープワークって写真では分かりにくいのですが、
なるべく細かく段階を踏んでやってみましょう。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 20:32Comments(4)アウトドアのコツ

2007年08月22日

ロープを買うなら

ろんがあはロープが好きである。



ロープワークさえ知っていれば、いろいろなことに使えるし、
キャンプでも何かと便利だからだ。

ロープを買う時は、登山用品店に行く。
登山用品店にはロープの計り売りがあるからだ。
それもカラフルで丈夫なロープだ。

これらのロープはロッククライミングなどの補助用として売られている。
いわゆる「よりロープ」(三つ編み状によって作ったもの)ではなく、
上の写真のようなナイロン製の「編みロープ」。
(芯になるファイバーを編んだチューブでくるんだもの)

たいていの登山用品店で太さと色が各種そろっている。
太さでいえば、2mm〜8mmくらいまであるし、
それぞれに2〜3色はあるはずだ。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 17:01Comments(8)道具

2007年08月15日

楽園キャンプ場

ろんがあがキャンプする場合、山や高原で、というパターンが多い。
特に夏なら、涼しさを求めてなるべく標高の高いキャンプ場に行きたい。

しかし、今からウン十年前の学生時代は、
夏といえば仲間と行く「島のキャンプ」だった。

当時、先輩が伊豆大島に住んでいて、遊びに行くとなにかと面倒を見てくれた。
魚介類などの食材をいっぱい差し入れしてくれて、海の幸を堪能できたし、
クルマを1台調達してくれたので、ドライブしたり海水浴場をハシゴしたり、
島中を遊び回わることができた。

その時にベースにしていたのが、波浮港にほど近い差木地にある
「トウシキキャンプ場」だった。
当時は森の中のキャンプ場で、先輩の知り合いの親切な管理人さんもいた。

それから十数年後、ふたたび訪れた時は公営の無料キャンプ場に変わっていた。
そこには親切な管理人さんこそいなかったが、
ろんがあにとっては「楽園キャンプ場」だったのだ。


(写真:東京諸島観光連盟ホームページより)  続きを読む


Posted by ろんがあ at 15:01Comments(4)キャンプ

2007年07月20日

マヨネーズ活用法

ろんがあは、どうやらマヨラーらしい。

自分では意識したことはなかったが、つい最近
「おとうさんって、マヨラーだよね」と、家族に指摘されて気がついた。

マヨラーというとSMAPの香取慎吾の
<いつもポケットにマヨネーズを入れておき、
 学校の帰り道、道に生えている草を摘んでマヨネーズをかけて食べていた>
というエピソードを思い出す。



ろんがあなど、とてもそこまでのマヨラー体質ではないと思っていたのだが‥‥

確かに、朝食でパンに塗る物といえば、80%がマヨネーズ。
たまに気分を変えてタルタルソース、
それらがない場合にジャムやバターといったあんばいだ。

しかも家族にいわせると、使う量も「どんだけ〜」というほど多らしい。
たとえば食パン一枚にチュチュ〜とマヨネーズをしぼり出してパンを二つ折りにした時、
脇からデロッとはみ出なくては気が済まない。
自分ではそのくらい使うのが当たり前だと思っていた。

そうか、世間ではこのくらいのマヨネーズ好きをマヨラーと呼ぶのか、
初めて気がついた。ビックリした。

ところでマヨネーズといえば、こんな思い出がある。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 14:09Comments(8)アウトドアのコツ

2007年07月13日

マキ割り用の鉈

最近のオートキャンプでは包丁を持参するので大きなナイフの出番は少ないが、
たき火の薪づくりのために鉈は必ず持っていく。

この鉈は20年くらい前に銀座の菊秀で買ったものだが、
刃渡り165ミリの小さめの剣鉈だ。

  続きを読む


Posted by ろんがあ at 20:01Comments(5)道具

2007年07月12日

ナイフの携帯にご注意

ろんがあは刃物が好きである。

刃物好き、というと危ない人と思われがちだが、
ちょっとワイルドなキャンプをしようとすると必需品だし、
刃物に限らず、いい作り手が作ったいい道具を持つと、それを好きになるのは当然のこと。

自然と数も増えてしまった。

その中でいちばん使用頻度の高いものといえば、
やはりビクトリノックスだ。


これは「モータリスト」というタイプで、
栓抜き・缶切り・はさみ・穴空けなどに加えて、
プラスドライバーや鉄ヤスリなどのツールが特長。
最近はラインナップの中に見かけなくなってしまって残念だ。

少し前までは、
会社に行く鞄にも入れていた。
なにかあったときに便利だからね。

ところが、
この手の小さなツールナイフも銃刀法や軽犯罪法で取り締まっていることを知った。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 18:08Comments(2)

2007年07月04日

ダイハードとロープワーク

今回もユウさんのブログから触発されました。


少し前になるが、テレビで久々に「ダイハード」(一作目)を見た。

封切られた頃に映画館でも見たし、テレビでも何度も見ているのだが、
やっぱりおもしろかった。
設定がいいし、せりふ回しがいいし、大小のアイデアもいっぱい、古い名作のパロディもちりばめられていて、心憎い。何度見ても楽しませてくれる。

ところで、最初にテレビで放映された時にはブルース・ウィリスの声は村野武範だったが、その後2作目3作目では野沢那智に代わり、この1作目が再放映される時も野沢那智になっていた。

ブルース・ウィリス本人はどちらかというと「愛すべき大根役者」の部類だが、
村野武範の声が実はピッタリはまっていたと思う。村野の声の演技も、ちょっと大根っぽいからね。
ところが、さすがに野沢那智はうますぎる。あれではブルース・ウィリス本人がうまい役者に見えてしまうほどだ。セオリー通りの声優の選び方からは、ブルース・ウィリスに野沢那智はあり得ないと思うが、番組プロデューサーがピッタリの声優を思いつけなくて、ぜったい失敗しない野沢那智にしてしまったんじゃないだろうか。
まあ、おかげで吹き替え版も楽しく見られるのでよかったが。

今回あらためて一作目を見て、一つ発見があった。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 18:41Comments(4)アウトドアのコツ

2007年06月25日

MSRツーバーナー化



ようやく、MSRツーバーナー化に着手した。

といっても、BBQコンロに穴を空けるだけだが。

しかし厚みは1mmもないような薄さとはいえ、スチール製である。
何で穴を空けるかを考えた。  続きを読む


Posted by ろんがあ at 21:17Comments(2)道具

2007年06月22日

軽自動車は‥‥自由だ〜!

こちらのユウさんのブログに触発されました。
車ネタを書いてみたい。

10年ちょっと前まで、愛車はレオーネ・ツーリングワゴンだった。
レガシーが出る前の、スバルの主力車種だ。

ターボでパワーは充分。
マニュアルミッションでしかもパートタイム四駆ということで、
当時のオフロード四駆と同様のもの。
ただし4駆・2駆の切替が走行中にできたり、車高を上げ下げできるエアーサスペンションを備えるなど、スバル独自の乗用四駆だった。

ハンドリングに独特のくせがあったり、シートの出来がいまいちだったり、
普通の乗用車としてみたら決して運転しやすい車ではなかったが、
スタッドレスタイヤをはかせたツーリングワゴンは雪道では最強だった。

他の車がスタックする中、走る・曲がる・止まるという操作が普通にできる優越感。
牽引ロープを常備していて、スタックした車を見つけると助ける、というのが楽しかった。
まさにゲレンデエクスプレスとして最高に頼りになる相棒だった。

当時はスキーにはまっていて、嫁の実家が雪国ということもあり、
冬は週末ごとに雪道を走るような状態。
この車のおかげで地元車並の運転も身に付いた。


その後、嫁が免許を取るのに合わせて、軽自動車を買うことになった。
当時デビューしたてだったワゴンRである。

レオーネは実家に置かせてもらい、遠出をする時など時々は使っていたが、
普段の足は軽自動になったのだ。

これがまたおもしろい。
パワーがない分、高回転をキープしていないとキビキビは走れないのだが、
これが意外とスポーツ走行として楽しめる。
さらに、いつもの道が広く使える「自由さ」が手に入った。

もちろん町中の狭い道はすいすい走れる。対向車とのすれ違いもラクラクだ。
しかし、それより自由な気分を謳歌できるのが、ワインディングロードでだ。

大きな車で走る時は、センターラインからはみ出さないように、
カーブに沿って車をトレースさせるわけだが、
軽で走る時は同じカーブを好きなように走れる。

たとえばS字のカーブがつづく場面で、
サーキット走行のようなアウト・イン・アウトのライン取りができたり、
大きな車では、ラインをはずさないように神経を使いながら走るような道で、
軽自動車は開放的な気分で走れるのだ。

これは快感だ。
軽自動車は‥‥自由だ〜!!(©いぬいひろし)と叫びたいほどだ。


現在のろんがあ家の車はスバルのプレオ。
セカンドカーではなくファーストカーが軽である。
スーパーチャージャーとECVTの組み合わせがご機嫌である。
さすがに荷物はあまり積めないので、ルーフラックが大活躍だ。

はたから見ると貧乏くさいかもしれないが、
地球温暖化が問題となっている現在、むしろ良識的な選択ともいえるだろう。

しかし、ろんがあが軽を選ぶいちばんの理由はやはり「自由さ」。
ゆとりある広さとか、豪華な装備とかも、この自由さには変えられないのだ。  


Posted by ろんがあ at 17:37Comments(6)クルマ

2007年06月19日

電池式ランタン派宣言

仕事でバタバタが続き、このブログも1ヵ月空いてしまったが、ようやく再開である。

ところで、
この前のゴールデンウィークの直前、キャンプの消耗品を補充しようと「アウトドアワールド」にいった時のこと。

GWキャンペーンということで、いくつかバーゲン品がワゴンに山積みになっていた。

ふと目をやると、この電池式のランタンがなんと300円!という投げ売り状態。
もちろん1コ、買い物かごに入れたのはいうまでもない。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スクラムキャンピングランタン
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スクラムキャンピングランタン



この手の電池式ランタンはかなり以前からあり、
キャンプを始めた頃に手にした方も多いのではないかと思う。
ろんがあも昔、赤いボディのナショナル製だったか、使ったことがあった。

しかしその後、ガスのランタンやコールマンのガソリンランタンを知り、
あのマントルのまぶしい輝きに驚き、電池式はほとんどお払い箱になったわけだ。


最初に使ったのは水色のおフランス製「キャンピングガス」のランタン。
これはガスで最初に出たタイプだと思う。
カートリッジを頑丈なケースに納め、キリをねじ込む要領でランタンヘッドを接続する、
つまり一度接続したらカートリッジに穴が空くのでガスを使い切るまで外せないというもの。
当時の山歩き用のザックに詰めるには、非常にかさばるものだった。
その後、カートリッジとヘッドがネジ接続で着脱できるEPIやイワタニプリムスが登場して、キャンピングガスもお払い箱となる。
EPI(イーピーアイ) SBランタンオート
EPI(イーピーアイ) SBランタンオート



PRIMUS(プリムス) IPー2245Aランタン
PRIMUS(プリムス) IPー2245Aランタン







しかし当時、明るさで比べるとキャンピングガスがいちばん明るかった。
EPIとイワタニプリムスは登山用として携帯性を重視していたせいか、
マントルが幾分小さく、後発品のくせにキャンピングガスに及ばなかったのだ。

その後、コールマンのガソリンランタンが巷にあふれ出し、
オートキャンプの三種の神器のひとつとして定着した。
ろんがあもワンマントルを持っているが、これで十二分に明るい。
自分にはツーマントルは必要ないなと思える。
Coleman(コールマン) ワンマントルランタン
Coleman(コールマン) ワンマントルランタン







現在はガスランタンかコールマンのガソリンランタン、
それにテント内で使える蛍光灯ランタンを使っている。

蛍光灯は電池が長持ちするのでいいのだが、
あの白すぎる光は文字通りキャンプの気分が白けてしまうので、
電球色の蛍光管に取り替えて使っている。

しかし、電池式のランタンはガスやガソリンタイプに比べると、
初心者向けっぽくて地位が低いようなイメージがぬぐえない。

ガスもガソリンもあらかじめマントルを焼いたりポンピングしたりという、
ちょっと面倒な儀式が必要だ。
しかしこの儀式が、特殊な道具を使いこなすという満足感にもつながっているわけだ。

さらにコールマンでは古いものがコレクションの対象になるほどマニアックなファンが多く、ちょっとしたステイタス性まである。

それに比べると、電池式はスイッチ一つで簡単にパッと点くし、
最近ではリモコンタイプもある、というのにその便利さが逆につまらないと感じる。

なんとも天の邪鬼な話だが、
「キャンプは不便を楽しみに行くもの」という考え方に立てば、
そう感じるのも当然といえるだろう。


でもろんがあは、実はランタンは電池式のみにしようかと思い始めている。
電池式が複数あれば、ガスもコールマンも必要ないと思いだしているのだ。

その理由とは‥‥眩しくないから!!


ガスやガソリンランタンをテーブルの上に吊すと真下が影になって暗い。
しかも高温になるのでタープすれすれの高い位置には吊せない。
かといってテーブルに直に置くと、常に眩しいマントルが視界に入り、うっとうしい。
しかも一点が眩しいとそのまわりは暗く感じるものだから、明るいことがムダになる。

また、灯りは物を照らすためにあるのに、目の前に灯りがあると自分が照らされているということになる。たとえば、ランタンを囲んでトランプをしてみればわかりやすい。自分の手札が見にくくてしようがない。


この前のキャンプでは、冒頭のバーゲン品の電池式ランタンを持っていっていたので、早速使ってみた。

スイッチを入れると意外な明るさに驚いた。
昔使ったものと、パッと見ではほとんど変わっていないように見えるのだが、
その頃の印象よりずっと明るい。
ガスのランタンとほとんど遜色ないくらいだ。
こんなものもやはり進歩しているのかとおおいに感心である。

早速タープにすれすれの高さに吊ってみた。

このランタンはハンドルが回転するので、ランプ本体を倒立状態で吊すことができる。
つまり天井からテーブル面を照らすわけだ。

これが非常に具合がいい。
光源は視界に入らず、明るくしたいテーブル上が明るくなる。
おかげで子供たちは大いにトランプを楽しんだ。
ちょっと騒ぎすぎてまわりに迷惑なほどに。

逆にランタンを上向きに吊せば、光がタープに反射して間接照明状態。
タープの下が広範囲でほんのり明るくなるのだ。
これは大人の夜にふさわしいほの暗さで、思わず酒が進んでしまった。


これらはガス式やガソリンランタンにはとうてい真似できない使い方だ。
電池式ランタンをおおいに見直した。

○○ワットだとか○○キャンデラだとか、製品のカタログスペックにこだわるのもいいが、
実際に使ってみないとその善し悪しは分からないものだなあと実感してしまった。

というわけで、これからは電池式ランタンを使い倒そうと思っているのである。  


Posted by ろんがあ at 17:43Comments(2)道具

2007年05月18日

100スキでステーキ

100円ショップで売っている鋳鉄のスキレット、通称「100スキ」。
とにかく小さいので作れる料理はせいぜい一人分。
だがダッチオーブンのように鉄鍋ならではのウマイ料理が作れる。

ろんがあ家にも4個ある。
木の鍋敷きも4枚以上ある。
家族の人数分だ。

これで時々ステーキを焼く。
100スキに合わせて安い肉専門だが。
時々、近所のスーパーでサイコロ状の成型肉をプラスチックパックに詰め放題というセールをやるので、仕入れて冷凍しておくのだ。

作り方は簡単。

スキレットを火にかけて充分温め、サイコロ肉を並べる。
菜箸でコロコロ転がしながら焼き目を付ける。
充分焼き目が付いたら弱火にしてしばらく加熱。
やがて肉の脂が抜けてきてグツグツ煮込むような状態になる。
そこで一つかみの大根おろしをザン!と乗っけて醤油をザザッ!とかけまわす。
そして食卓に用意した木の鍋敷きの上に100スキごとサービング!

肉は香ばしく脂は適度に抜け、おろし醤油のサッパリ感がなかなかウマイ。
白いご飯にもよく合うのだ。

普通に焼いたのでは大根おろしで肉が冷めてしまうのだが、
100スキの熱で熱々である。

食べ終わってしばらくたった頃、100スキにヘット(牛の脂)が白く固まってくる。
つまり100スキがちょうど良い保温力を持っているというわけだ。

最近は狂牛病問題で、このメニューがおいそれと楽しめないのが残念だ。
狂牛病の心配のない、いいステーキ肉ならさらに旨く仕上がるのだろうが、その時には100スキではなくこっちを使うべきか?
LODGE(ロッジ) ロッヂロジック 9インチスキレット&カバーセット
LODGE(ロッジ) ロッヂロジック 9インチスキレット&カバーセット




こっちのスキレットならフタ付なので料理の幅もグンと広がるだろう。

ステーキやハンバーグはもちろん段違いにうまく焼けるだろうが、
意外と、餃子やお好み焼き、ホットケーキなどもウマイのではないかなあ‥‥



でも、ユウさんの紹介しているこれもよさそう。  


Posted by ろんがあ at 20:48Comments(3)うまいもの

2007年05月09日

穴場キャンプ場?-3

Nキャンプ場の夜は静かだ。

対岸を、上流の「S荘」につづく舗装道路が横切っているが、
暗くなってからはクルマの往来はない。

また、道路の上方には民家があるのだが、明かりが気になることもない。
初日は気づかなかったほどだ。

この夜のキャンパーも皆静かで、夜更かしする人も少ないようだ。
やはりマナーのいい常連客が多いということだろうか?

たき火の火を眺めながら、声を落としたおしゃべりで夜が更けていく。


翌日も快晴。
昼過ぎにはむしろ暑くなった。



この日は弟一家が合流する予定で、いつ頃到着するかと子供たちは楽しみにしている。

しかし、弟からの電話では、渋滞がひどいらしく、到着するのは夕方になりそう。
それまで待っているのもヒマなので、クルマを出してちょっとドライブ。

神流方向にもどる形で少し走ったところに「恐竜センター」がある。
寄っていくか?と聞くと、中2の長男と小5の娘は「今さら恐竜なんて‥‥」
というわけで道の駅「万葉の里」まで行くことに。
そこでおみやげ物を物色して、昼食。

ここはいろいろ物産があるのだが、手作り味噌が名物なのか。
3つほどの製造元で1年物、2年熟成、3年熟成の3タイプが並べてある。
見た目は1年物が普通の合わせ味噌の色、2年物が赤みそ色、3年物になるとまっ黒だ。
好奇心からおもわず3年物を手に取ったが、万が一まずかったらろんがあ一人で処理しなければならないので、2年物にしておいた。
(帰宅してからみそ汁ともろきゅうで試してみたら、素朴な風味で案外くせもなく、3年物でも良かったかと思った)

その後は近くの「不二洞」や「スカイブリッジ」に行くかとも考えたが、それは弟一家と合流してからと言うことにしてキャンプ場に戻る。



キャンプ場でまったりしていると、3時頃にようやく弟一家が到着。
一気ににぎやかになった。
上流のS荘まで温泉に入りに行ったり、BBQやたき火で子供たちも楽しんだ。

その夜はウチのグループがいちばんうるさかったかもしれない。
(常連さん、ごめんなさい)


翌日は最終日。

しかし、チェックアウトの時間は決まっていない。
撤収は午後ということにして、みんなで「不二洞」に行ってみることに。

だいたいの検討をつけて国道462号から左折して山を登っていくと、まほーばの森側だった。
「不二洞」は谷の反対側なので、スカイブリッジを渡る。高度90メートルで全長225メートルの立派な吊り橋で、多くの観光客が渡っているが、意外と揺れる。高所恐怖症の人はちょっとイヤかもしれない。


不二洞は長さ2.2キロで関東一の規模という。外は夏のような陽気だったので一歩踏み入れると身体がヒヤッと冷やされる。一通り巡るのに40分ほど。なかなか見応えもあったが、子供たちにはコウモリも見られたことがいちばんうれしかったことかも。

スカイブリッジを戻ってまほーばの森のレストランで昼食とソフトクリーム。
ここのソフトクリームは高津牧場のもので、牛乳の風味が強く美味かった。



というわけで、なかなか充実したキャンプになった。

特にNキャンプ場は、縛りがないので自由に過ごせ、快適だった。
今回のようなGWではない普通の土日だったら、ほとんど貸し切り状態で利用できるかもしれない。

しかしこの快適さや自由さは、常連さんのマナーの良さでなりたっているものだろう。
そういう意味では、あまり大声で宣伝したくないキャンプ場だ。  


Posted by ろんがあ at 21:50Comments(2)キャンプ

2007年05月08日

穴場キャンプ場?-その2

沢沿いの細道を進み、小さな急坂を登り切ると、
そこがNキャンプ場だった。

やや開けた台地が沢に沿って奥まで続いている。

実はこの一番奥が上野村の観光スポットの一つとなっている「Rの滝」であり、
このスペースは滝見物のための駐車スペースにもなっているのだ。


Rの滝は二段の滝で、水の落ちる姿が良く、荘厳な雰囲気も醸し出している。
確かに、ちょっと寄って見ていく価値はあると思う。


その駐車スペースの台地はすでに先客のクルマとテントが占めており、
奥側にやや空きがある。


滝側から振り返るとこんな感じだ。

クルマを降りて歩いてみると、テントスペースは一段上と一段下にもあり、
上には先客が3組、あと2張り分のスペースがある感じ。
ただしこちらはクルマで乗り入れできない。少なくとも数メートルの荷揚げが必要だ。

一段下のスペースは、ちょっと急な砂利まじりの坂を車で下りられる。
ただし雨でぬかるんだら脱出不能になるかも。

こちらは先客が1組だけで、あと5張り以上のスペースが空いていた。

やや石まじりではあるが傾斜はなくフラット。
新緑の木がかぶって適度な木漏れ日。まあまあいい雰囲気だ。

時間はすでに5時を回っていたので、これからチェックインする客は少ないだろう。
翌日合流する予定の弟一家のために広めにスペースを確保した。


(沢から見上げたいちばん下段のテントスペース)


さて、水洗ではないポットン式のトイレ。
小が1つに和式の大が2つ。用を足す時にちょっと目にしみるが、汚れは全くない。
管理が行き届いているのか、キャンパーのマナーがいいのか?

これならろんがあにとっては清潔なトイレといえる。

また、炊事場は屋根付きで水道が4口、となりにはかまどがある。
今日くらいの混み方だと、やや順番待ちになりそうだ。


他に設備としては、やや広めのバス待合い室のような滝見物客用のあづまやがある程度。

ここはポットンさえ気にならなければ、質素派のキャンパーには穴場といえるかもしれない。
どこのキャンプ場でも最高に混雑している5月3日に、
70%程度の混み具合で、隣とのスペースを十分に取れるのだから。


次回は周辺の環境について紹介しよう。(つづく)  


Posted by ろんがあ at 20:25Comments(0)キャンプ

2007年05月07日

穴場キャンプ場?

3〜5日の2泊3日で、キャンプに行ってきた。

長男のスケジュールが固まらず、直前まで日程が決められなかったので、
とりあえず予約の要らないキャンプ場を探してみた。


そして目星を付けたのが、群馬県は上野村・Nキャンプ場だ。

ガイドブックのたぐいには載っておらず、Webのキャンプ場ガイド系のサイトにもない。
群馬のキャンプ場というだけで検索をかけて、やっとヒットする知名度の低さ。

トイレは今時珍しくポットンタイプだったり、設備はお世辞にも整っているとはいえない。
しかしテント一張り一泊千円という低料金。

もしかしたら、穴場キャンプ場なのでは?


2日の時点で電話で様子を問い合わせてみたら、
「そんなに混んでないからまだまだ大丈夫ですよ」とのこと。
いや、今日は2日だから混んでないでしょうけど明日からはどうでしょう?
とも思ったが、例年ゴールデンウィークもすいているキャンプ場なのかもしれない。


ゴールデンウィークに飛び込みでキャンプ場に行くというのはかなりの冒険だが、
予約をとらないキャンプ場ならとにかく早い者勝ちのはずだ。

このキャンプ場はチェックイン/チェックアウトの時間も決まっていないので、
とにかく早くチェックインすれば大丈夫だろう。


といいつつ、3日の出発は諸々あって午後の3時になってしまった。
(本当に大丈夫か?)

内心の焦りを隠しつつ、ろんがあはハンドルを握り、関越自動車道の本庄児玉インターを目指す。
こんな時間から遊びに出かける人は少ないのか、さすがに渋滞は解消していた。

国道462号もスムーズに走り、鬼石、神流、そして上野村。

神流川にN沢の合流する地点からN沢沿いに進むと、キャンプ場の窓口であるN食品というお店が見えてきた。

お店のおかみさんに
「まだキャンプ場は空きがありますか?」とたずねると、

「あそこの土手のところにまだテント張ってる人がいないから大丈夫でしょ。
なんなら見に行ってテント張れたら、それから申し込みに来てくれてもいいよ」

どのくらいの混み具合であるのか、はっきり把握していない程度のゆる〜い管理の仕方らしい。
いやむしろ管理しているのではなく、単純に場所を貸しているという感覚なのかも。

はたして、ろんがあ家は無事チェックインできるのだろうか?

(つづく)  


Posted by ろんがあ at 21:28Comments(2)キャンプ

2007年05月02日

新兵器購入

先日、ヒビの入ってしまったダッチオーブン。

試しにお湯を沸かしてみたら、水漏れはしないようだ。
だましだましなら使えそうな気がする。

しかし、料理している最中に「パカン!」と割れるというような事態は避けたい。


さて、どうしたものか‥‥

と思案しながら、ネットを眺めていたら、
これを見つけてしまった。

「エナメルコンボクッカー」(スポーツオーソリティ)

鋳鉄のコンボクッカーの表面にホーロー加工を施したものだ。


実は、ダッチオーブンは確かに鍋の魔法で料理を美味く仕上げるのはいいのだが、
タップリつくって翌日も楽しむというのには、やや抵抗がある。

たとえば晩につくったスープなど、翌朝までは気にならないが、
昼頃になると鉄臭さが感じられるようになる。

シーズニングが進んだダッチオーブンではそれほどでもないのかもしれないが、

基本的に鉄の鍋なので、食べ物を長時間入れっぱなしにしておくわけにはいかない。

その点、ホーローの鍋なら食べ物を変質させないので、安心して作り置きができる。


というわけで、一時は奥様方に人気のル・クルーゼやSTAUBなど、
鋳物素材&エナメル仕上げの鍋が理想的ではないかと考えた。
(実際は高くて買えないが、野田ホーローの「BRICO」は値段も手頃で食指が動いた)


そんなときにみかけたのがこれだったのだ。

特価1,998円(税込)!(送料込みでは約2,500円)
いいではないか。これくらいなら“お試し”のつもりで。

オレンジ色のエナメルがオシャレですなあ。
たき火台よりご家庭のIHクッキングヒーターの方が似合いそう。

でも鋳鉄だから見た目と違ってくそ重く無骨だぞ。
(10インチで4.8キロとダッチよりはやや軽め)

ウマイ物が作れそうだ。


内側の白もオシャレで清潔そう。

フタのスキレットには凸凹があり、
ロッジのキッチンダッチやSTAUBみたいにベイスティング効果があるらしい。
(食材から出た水分がフタの凸凹から雨のように食材に降り注ぐ=おいしく仕上がる)

ヒビの入ったキャプスタのダッチ10インチと口径はほぼ同じ。
意外とふたがピッタリ。
(でもコンボは注ぎ口が2カ所あるのでフタの流用はムリ)

深さはダッチほどではない。

こんな専用袋もおまけで付いていた。



シーズニングが必要ないので、明日からのキャンプに早速実践投入してみよう。

さて、何を作ろうか?  


Posted by ろんがあ at 15:22Comments(3)買い物

2007年04月27日

分離型ガスコンロ

背高のっぽのガスコンロに鍋をのせるのは、とっても不安だ。

ちょっとバランスを崩すと倒す危険がある。
実際、倒したこともある。

伊豆大島の海水浴場でトコブシなどの貝をどっさりとり、
それを出汁にしてみそ汁をつくったのだが、倒してしまった。

すべては砂にしみこんでいってしまい、出汁の抜けた貝殻が残った。
倒す直前の味見ではすごくうまかっただけに、今思い出しても残念でならない。



だから、MSRのようなカートリッジ分離型のガスコンロが好きだ。

低重心で安定しているし、カートリッジとの接続部に負担がかからないので安心だ。


分離タイプでいちばん最初に発売されたのはこれだった。
EPI(イーピーアイ) APSA−IIIストーブ
EPI(イーピーアイ) APSA−IIIストーブ







分離式なら収納性は良さそうだが、実はひじょうに悪い。
なにしろMSRのウィスパーライトよりかさばるくらいだ。

しかし、大きめの鍋をのせてもビクともしないしっかりした造りで、
オート点火のボタンがカートリッジ側にあるのが便利だ。

これならオートキャンプなどでツーバーナー代わりに使うのに向いている。

こんな風にBBQコンロのケースにつっこんだような時にも点火しやすいのだ。


しかし、
ガスカートリッジはやはりカセットコンロ用(CB缶)がいちばんだと思う。
どこでも入手しやすいし、なんといっても安い。
(メーカー側では専用のカートリッジを使えと言うが、自己責任と唱えればどのCB缶でも実際は問題はない)

でも、気温が低い時期にはプレミアムガスなどのタイプじゃなければ使えないではないか、
という人もいると思う。


ろんがあはノーマルタイプしか使わない。

だって、
分離型ならカートリッジを充分温められるじゃないか。

自分の炎で。


もちろん、カートリッジを置く位置を炎からどの程度にするかは、
それこそ自己責任だ。

缶の温度をこまめにチェックして調整すべきで、
過熱するようでは本当に危険だ。


というわけで、
ガスではこのコンロがいちばん良いと思っている。
ユニフレーム(UNIFLAME) US−TRAIL
ユニフレーム(UNIFLAME) US−TRAIL



火力は3,000kcal/hで充分だし、価格が安いのでコストパフォーマンス的に優れている。

最近のマイクロタイプほどではないが、収納性も良好なのでソロトレッキングなどにも使いやすい。

ちょっと華奢な印象はあるが、普通のキャンプ用の鍋なら問題はない。
ダッチオーブンなどにも使いたければ、これを使用すればいい。
ユニフレーム(UNIFLAME) タフ五徳
ユニフレーム(UNIFLAME) タフ五徳







なお、ろんがあはこのコンロのオート点火がないタイプを使っている。

いつも点火はこれを使うからだ。
ユニフレーム(UNIFLAME) スティックライターショート
ユニフレーム(UNIFLAME) スティックライターショート



これはかさばらないのがいいのだが、その分なくしやすいので、いつもポケットにペンのように入れている。



また、細い上にヘアライン仕上げなので、素手で握って点火する時に滑りやすいので、
100円ショップで買ったペン用のゴムグリップを付けている。
この赤いのがそうだ。


それからガスは風に弱いので、
これも必需品と考えた方が良いだろう。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミウインドスクリーン
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミウインドスクリーン








最近、つい買ってしまったものがある。
そのおかげで、ふる〜いEPIのBPが復活した。

分離型として。

EPIとプリムスのハイブリッドとして。


PRIMUS(プリムス) スパイダーキット
PRIMUS(プリムス) スパイダーキット








メーカー側としては、こんな使われ方はイヤだろうけど。  


Posted by ろんがあ at 19:25Comments(0)道具